泣かずにすませる小児歯科

泣かずにすませる小児歯科

初めて歯科医院に来るお子さまは、「キーン」という機械音や消毒薬のにおいに不安を覚えるのはもちろん、知らない人に口の中を触られるなど、すべてにおいて恐怖や緊張を覚えるものと思われます。

当院では院長自身が小学生時代に体験した虫歯痛と歯医者さんへの恐怖心を踏まえ、岡山大学医学部・歯学部附属病院小児歯科の岡崎好秀先生の提唱する『泣かずにすませる小児歯科診療』を実践し、『地域でいちばん子どもを泣かさない歯医者さん』を目指しています。

歯医者さんを嫌いにさせないために

まずは歯医者さんに慣れ、好きになってもらうことが大切です。そのため、怖くて泣いているお子さまに治療を無理強いすることはせず、初日は楽しくお話だけして終わることもあります。そのなかで、鏡、写真、模型などを使い、どんな道具でどこを治すのか説明すると、ニコニコと笑顔を見せてくれるようになるお子さまも少なくありません。
治療を開始したら、できるだけ抜歯を避け、痛みのないよう、お子さまの心と身体への負担を軽減できるよう努めています。
当院では、たとえ患者さまがお子さまでも、治療の内容を具体的にお伝えし、お互いに信頼し合って治療を行なうことを大切にしています。

お子さま向けの痛みに配慮した治療

痛くなってしまった歯を治すには、多少の痛みをともなうこともあります。しかし、幼いころの治療の痛みがトラウマになり、大人になっても歯科治療に対する恐怖心を持ち続ける方も少なくありません。
当院では、充分なペインコントロールを行ない、治療中の痛みを最小限に抑える『痛みに配慮した治療』に取り組んでいます。麻酔については、注射針を刺すときの痛みそのものを抑えられるよう0.26mmの極細針を使い、痛みを感じにくい部位を選んで注射しています。
※当院では痛みに配慮した治療を目指していますが、症状や体調によっては、痛みを感じることもあります。

お子さま向けの痛みに配慮した治療

お子さまの虫歯予防

歯磨き指導

歯磨き指導

お子さまにとって歯磨きは、口の中を清潔に保ち、虫歯を予防するために欠かせない生活習慣のひとつです。幼児期のうちに、運動や睡眠などの生活習慣を身につけるのと同じく、規則正しい食生活と歯磨きの習慣を身につけることが大切です。
理想の歯磨きは、楽しい雰囲気のなかでご家族の方がお子さまの歯を磨くことですが、嫌がるお子さまの歯を無理に磨かざるを得ないなど、ご家族だけでなくお子さまにもストレスとなってしまうことがあります。これでは、せっかくの歯磨きも上手に習慣づけることができません。

そこで当院では、まだ自分ひとりで歯を磨けない年齢のお子さまをお持ちのご家族の方に向けて、お子さまの歯を上手に磨く方法をご指導しています。嫌がらずに口を開け、歯を磨かせてくれるよう、お子さまの年齢に合った方法をお教えするので、ぜひ実践してください。

また、自分ひとりで歯を磨ける年齢のお子さまには、直接歯の磨き方を指導しています。虫歯の怖さ、口の健康を守ることの大切さなどをわかりやすくご説明するとともに、お子さま用の歯ブラシを持っていただき、実際に一緒に磨いてみます。お子さまが歯磨きにとってマイナスイメージを持たないよう、楽しい雰囲気のなかで指導を進めるよう努めています。

お子さまの歯磨きについてお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

フッ素塗布

フッ素塗布

フッ素は正式にはフッ化物といい、自然界のあらゆる場所に存在しています。フッ素には、再石灰化(※)の促進、歯質の強化、酸の生成の抑制という虫歯になりにくくする効果があるので、歯の表面に塗る『フッ素塗布』を行なうことで、虫歯予防の効果が高まります。

お子さまの生えたての乳歯・永久歯は、大人の永久歯に比べて細かく深い溝が多く、軟らかくて酸にも弱いため、虫歯になるとすぐに進行してしまいます。そのような事態にならないよう、お子さまにはフッ素塗布を行なうことをお勧めします。
1回でも効果はありますが、永久には続かないので、約3ヵ月に1回ほど行なうとよいでしょう。

なお、フッ素塗布はお子さまだけでなく、大人にも十分効果があります。

※酸によって溶け出した部分が唾液の働きにより修復される作用。

シーラント

シーラント

『シーラント』は、お子さまの生えたての乳歯・永久歯に行なう処置で、奥歯の噛み合せる面にある溝をあらかじめレジン(プラスチック)で埋め、虫歯を予防する方法です。

生えたての乳歯・永久歯は、大人の永久歯に比べて細かく深い溝が多く、歯ブラシの毛先がきちんと届かないことがあるので、毎日歯を磨いていたとしても、虫歯になってしまうことがあります。そのような事態にならないよう、シーラントで汚れが溜まりにくい環境をつくることをお勧めします。

シーラントは経年的に少しずつ剥がれてしまうので、定期的に歯科医院で確認してもらうとよいでしょう。

ハンディキャップのあるお子さまにも

ハンディキャップのあるお子さまにも

当院のスタッフは、みんな子どもが大好きです。楽しく歯医者さんに通っていただくためのサポートを行なうのはもちろん、お子さま連れでご来院のご家族の方の治療中も、みんなで協力してお子さまをケアしています。

当院の院長はケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取得しています。そのため、ハンディキャップをお持ちのお子さまの対応も、支障なくスムーズに行なえます。

また、正中過剰歯(※)などの難症例なども積極的に受け入れているので、他院で治療を断られてしまったという方も、安心して当院までご相談ください。

※歯の数は歯種ごとに決まっているが、正中(左右中央)にそれ以上に存在している歯のこと。

痛みに配慮した治療

痛みに配慮した治療

歯科における痛みのほとんどは、虫歯や歯周病などの“病気による痛み”と、歯を削ったり抜いたりする“治療による痛み”の2種類です。これらの痛みを麻酔や治療技術などによって軽減し、患者の立場に立ったなるべく抜かない治療方針で 進めて参ります。

痛みを軽減するためには、麻酔や治療技術が必要なのはもちろん、信頼関係も大切です。当院では、治療への緊張感をほぐしてリラックスしていただくため、歯科医師と患者さまのコミュニケーションを大切にし、お互いに信頼関係を築けるよう心がけています。 治療内容によっては精神安定剤の投与も行なっているので、不安をお持ちの方はお気軽にご相談ください。

当院の取り組みについて

  • ・リラックスしていただくため、やさしいコミュニケーションを心がけています。
  • ・注射する部位に表面麻酔薬を塗り、注射針が刺さる時の痛みを軽減します。
  • ・麻酔の注射では0.26mmの極細針を使い、痛みを感じにくい部位を選んで注射します。
  • ・電動麻酔注射器を使い、麻酔液注入時の圧力による痛みを軽減します。
  • ・電気モーターよる超高速回転設備で、治療機器の金属音と振動を軽減します。

当院では、痛みに配慮した治療を目指し、さまざまな手法を用いて治療しています。「痛い治療は受けたくない」という方は、ぜひ当院にご来院ください。
※当院では痛みに配慮した治療を目指していますが、症状や体調によっては、痛みを感じることもあります。

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